ガス窯はプロパンガスやブタンガスを燃料として焼成を行う窯です。
ガスという燃料自体は18世紀末に初めて使用され19世紀には実用化されたようです。
陶磁器製造の現場では、19世紀の後半にはドイツで石炭の代わりに窯の燃料として使用されはじめたのが最初のガス窯といわれています。
ガス窯の利点は当時使用されていた石炭などに比べて清浄な燃料であり、作品の色どりが良く、加熱が均一で高い温度を得られるのことにあります。
日本では戦後に初めて国内で造られるようになり今日に至っております。
ガス窯は、薪の窯や灯油窯に比べても燃料がすでに気体であるため燃焼効率がよく、酸化焼成も還元焼成も操作しやすいのが特徴です。大型化も可能で製陶所やプロの作家がもっとも多く利用しているのはガス窯です。
エントツを設置する必要があるため、小型の窯でも6畳程度のスペースが必要です。
わたしはガス炉メーカーで修業をしていましたので、製造、設置、修理など対応することができます。
また設置後は、必ず現場での立会焼成指導を行いますので、初めての方でも問題ありません。